ブログ:書店員と友達になる

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このページのタイトルを『私の本の買い方』にしてもよかったのですが、今回は『書店員と友達になる』というタイトルにしてみました!(いきなり余談ですね)

今回は書店員と友達になるメリットとそのやり方について、自身の体験談を交えて書こうかと思います!

実はすごい「書店員」

「書店員」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか??

業務を見れば、レジ打ちであったり、接客しているイメージで、ある意味では「スーパーの店員の本バージョン」のようなイメージをお持ちの方が多いかもしれません。

しかし、書店員の主な業務の一つに「本の陳列」というのがあります。

実際に想像していただくとわかるように、仕入れられてきた本を最適なカテゴリーの棚に陳列するのはその分野についての知識がないと難しいものです。

例えば、こんなケースを想像してみてください。

有名著者の小説の場合

② タイトルと内容が異なる本の場合

③学問的に隣接している場合

①の場合ですと、「東野圭吾コーナー」や、「堀江貴文コーナー」、あるいは「直木賞、芥川賞コーナー」などに並べ、その本を目的に来店している人のために陳列することが必要になってくるので、その分野の知識が必要になってきますし、

②の場合ですと、著者と目次内容を見て土の棚に陳列するべきか判断が必要になってきます。

例えばダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』(ハヤカワノンフィクション)行動経済学の名著として、その分野では有名ですが、知識がないとタイトルだけで内容を推測するのが難しいので、頓珍漢(とんちんかん)な棚に置いてしまう危険性があります。

また、③の場合も②と同様、もともと行動経済学は経済学に「心理学的要素」を取り入れた学問なので、

目次を見ただけでは、「心理学」なのか「経済学」なのか迷ってしまいます(実際は心理学かつ経済学なので2箇所に陳列するのが正解)。

つまり、書店員は、本好きなだけでなく、その分野のエキスパートであるケースが多いということです。

【書店員の知識を活用する】

皆さんは本を選ぶときにどんな基準で選んでいますか?

書店での巡り合わせで買う方もいれば、目的を決めてその分野の本を買うという方もいるでしょう。

私自身は興味がある分野がでてきたときに、書店に行ってその分野の本を複数冊購入し、読むようにしています。

ただ、ここである問題が発生します。

新しい分野について学ぶ時に本屋へ行くと、いろいろな本が並んであり、

・どの本から読んでいけばいいか

・どの順番で読めばいいか

・何冊くらいは読破する必要があるか

などが全く分からず、棚の前で立ちすくむことがよくあります。(笑)

できれば、”我々お客さんの立場”から言えば、冊数的にも予算的にも少なく済ませ、より高い学習効果を得たいところがあります。

その際、私は【書店員さんの知識を活用する】という方法をオススメします。

なぜならば、いい本を買うのに一番確実な方法は「その分野に詳しい人に聞くこと」だからです。

事実、読書の幅を広げることに四苦八苦している人はたいてい、入り口で躓(つまづ)き、出鼻をくじかれていることが多いです。

では“その分野に詳しい人”とは一体誰のことを指すのでしょうか?

佐藤優『読書の技法』(東洋経済新報社)によると、

大学教授や、企業・官庁の実務家であれば客観的なアドバイスをもらえる可能性がある。

もし周囲に相談できる専門家がいない、あるいは敷居が高くて相談に行けない場合は、”書店を活用する”ことをおすすめする。

ジュンク堂書店や紀伊國屋書店などの大型書店において、専門書売り場の書店員の取扱商品に関する知識量は、月並みな大学教授を凌駕していることが多い。

p53より(趣旨)

とのこと。

私はこの文章を見たとき、目からうろこが落ちるようでした。なにしろそういう発想すらなかったわけですから。

それから、私が本を買う際には、信頼できる書店員の意見を参考にするようになりました。

書店員の知識の借り方

まず一番だ大事なことは、「書店員さん」を尊重する姿勢です。

「良い本を教えてもらうには良い客になる必要がある」というのが私のスタンスです。つまり、書店員さんへの接し方によって良い本を教えてもらえるだけの信頼関係を築く必要性が出てきます。

そのために私自身が良い本を教えてもらう際に、実際に行っている方法の一部をご紹介します。

  1. 行く前に目的(どんな本が欲しいか)を決める。
  2. 電話でその分野に詳しい書店員が出勤しているか否かを聞き、どんな本を探しているかについてニーズを話しておく
  3. 実際に会って店員が選書してくれた理由や基準について聞く
  4. パラパラとめくってみて気に入ったのをその書店で、少なくとも1冊は購入する。

具体的な例を挙げると、

「西洋哲学」について学ぶとします。でもどこから学んだらいいかわからない状態である場合を考えてみましょう。―①

その際は、私の行きつけの○○書店に電話して、

「哲学について勉強しようと思ったので、オススメの本を教えていただきたいのですが、哲学書担当の方は△△日の15:00ごろ出勤されていますか?」と直接聞聞きます。―②

意外に思うかもしれませんが、どの時間帯ならいるかや、担当の名前は電話でも教えていただけるケースがかなりあります。

また、大型書店であれば気になった本や書店員の選書した本を取り置きしてもらえることもあるので、歩き回って体力を減らす必要もありません。

本の内容の難易度なのか、知見を広げるためなのか、教養を深めるためなのか、どんな理由でオススメしてくださっているのかについてニーズと合っているかを確認する必要があります。―③

ニーズがあっているのであれば、経緯と売り上げ貢献の意味で、少なくとも1冊は購入することと感謝の意をその書店さんに伝え、購入する。―④

本のタイトルだけメモって、後でamazonなどで買う方もいるかもしれませんが、私は非常に失礼な行為だと考えています。

なぜなら、書店員さんの立場にしてみれば、顔も知らぬお客さんのために良い本を調べ、リストアップし、棚から取り出し、取り置きをするという面倒をかけているわけですから、そのうち一つくらいは買っていくのがマナーだと思います。

やってみての感想

実際にオススメ本を聞かれる件数自体が少ないためか、月に1回程度であっても何回か行くと顔を覚えられているケースがあり、以前薦められた本の感想を求められたこともあります。

本に限らず、自分がいいと思ったものを薦めて、その人に使ってもらうのは非常に気分がいいものです。

結果、書店員さんにとっては「お客さんの満足」を、お客さんにとっては「良書」が手に入り、まさしくwin-winな関係になります。

もし今まで「声をかける」という発想自体がなかったのでしたら、もったいないですね。

経験則ですが、書店員さんはフレンドリー方が大変多いです。なので気兼ねなく相談するのもいいかと思います(忙しくなければですが!笑)。

いろいろなことを教えてもらったり、本について雑談できる点で、ネット書店にはない魅力があります。

ぜひあなたも挑戦してはいかがでしょうか??

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