- 「読書を継続できない」
- 「積読が増えた」
- 「本を読むのが遅すぎて最後まで読めない」
こういった方々に共通するのは、“読書のやり方”に問題があるのではないかと思います。
そこで今回は、
私が思う「3つの”ではない”」から、読書を効率化するための考え方をシェアしたいと思います!
3つの”ではない”とは
最近、【”円滑な読書”をする際に、どこでつまずくか】を考えていました。
そこで今回は、読書を始めたての“初心者”がつまずきやすいところと、その改善策を提案できれば、この記事をご覧になっている方にも有益だと思い、書くことにしました。
【3つの”ではない”】とはつまり、
①速読は目的”ではない”
②最初から最後まで読む=読書、ではない
③全部の内容を覚える=読書、ではない
私の読書の目的は「現実に生かすことができる知識を得ること」です。
そういう場合であれば、その目的に応じた読書の仕方が必要になってきますし、
読書の仕方に正解はないので、いろいろな「読書に対する”思い込み”を外す」ことが肝要になります。
それでは順番に見ていきましょう!
①速読が目的ではない
「速読」は情報を手早く得るための手段であって、決して「目的」にはなりえません。
本を読む速度が速いことの利点は、できるだけ多くの情報をできるだけ早く処理できることにあります。
しかし、読書をする目的が異なっている場合は必ずしも速読を使う必要はないのです。
例えば小説や専門書であればわかりやすいかと思います。
どちらも、ゆっくり一文一文と文章の意味を咀嚼(そしゃく)しながら読むところに楽しみのある本です。
そういった場合はわざわざ速読をしなくてもいい。否、するべきではないでしょう。
あるいは専門書の場合ですと、どういう前提条件で、どういう手順や段階を踏んでその結論に至ったのかが、その結論の真偽を判断するのに非常に重要になってきます。
なので、文章を速読することが全ての本において、必ずしも良い読み方とは限らないのです。
②最初から最後まで読む=読書、ではない
全てのページの全ての文字を目で追うことが「読書」だと思っていませんか??
情報をピックアップしていく「速読」をする際の基本のキですが、
読書をする目的が「書かれている内容の理解」であるならば、
全ての文字を読むことよりも、「重要な箇所はどこか」ということが大事になってきます。
「重要な箇所」とは、筆者の主張であったり、自分が読む前に立てていた問いの答えがに思っていた場所、要するにその本の肝であり、一番力を入れて読むべきところです。
ところで、「パレートの法則」というのをご存知でしょうか??
経済学者のパレート氏が見つけた法則で「売り上げの約8割は、優良顧客の2割が占めている」という法則です。
パレートの法則は、日常やビジネスにも当てはまるもので、当然「読書」にも当てはまります。
実は本の中の情報の約8割は大事な2割の文章で書かれています。
つまり、その本から必要な情報を引っ張ってくる際には、その本の中で強調されている重要な2割の文章に着目し、そこに集中力を投入すればいいわけです。
速読をしている人と、熟読しかしない人の差はまさにここにあります。
つまり、速読をしている人の大半は、「全ての文章を覚えることと、全ての文章を読むこと」を捨てて、その本のエッセンスとなる部分に、時間と集中力を投下して読んでいるのです。
だから、日に何冊読んでも熟読している人より疲れないし、早く読書を終わらせることができるのです。
③全部の内容を覚える=読書、ではない
上記にも少し触れましたが、読書=書かれた内容の理解、である場合は、10割全てを覚えることを目指す必要はありません。
「せっかくお金払って買ったんだから全文に目を通して、全部覚えなきゃもったいない」という人もいるかもしれませんが、
月に何冊も本を読む人たちは、むしろ「さほど重要でもない文章に時間と集中力をかける方が無駄だ」と考えています。
全文覚えることよりも、「1冊のうち7-8割ぐらいの理解で十分で、他の部分はその分野や著者の類書で補えばいい」という考え方をしている人が多いです。
ここからは私の意見ですが、よく「本を読み終えたあとに次に何を読むか悩む」という方も多いかと思います。
その一因には、その本を全文読んだ満足で自分のなかで完結してしまっているからだと思います。
そうならないためにも、ちょっとモヤモヤした感じの残る、8割くらいでとどめておいて、次に読書するモチベーションにするのはいかがでしょうか??
最後に
以上「積読がなかなか解消しない人」「読書を習慣にできない人」がつまずきやすいポイント3つを私なりに解説しましたがいかがだったでしょうか??
私としては、みなさんに読書の楽しみを知ってほしいですし、
一度楽しかったで終わるのではなく、「継続」して読むことによって、
より深い教養を身につけて、人として魅力的になる、その一助となれば幸いです。
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