以前、友人(読書はしない)と食事に行った時のこと。
「本は高い」から買わない、読まないという意見を聞き、
情報に対するパラダイムが全く違うことを知り、驚きました。
そこで今回は、私が思う本が高くない理由をまとめようと思います!
もくじ
その①:本を見るのは「価格」?「価値」?
そもそも「本が安いか高いか」はどうやって判断するのでしょう?
例えば、1,500円の「ビジネス書」、700円の「文庫本」、4,500円の「専門書」の3冊をテーブルに並べたとします。
価格で見た場合、この中で一番安いのは「文庫本」、一番高い本は「専門書」ということになります。
しかし、買うに値するかどうかを判断するとき、見るべきポイントは、価格だけではなく「情報価値」も重要な要素です。
「情報価値」とは、「内容の質」と言い換えることができます。
いかに「価格の安い本」であっても、情報の質が高いか低いかによって、その本のコスパは全く違うものになります。これは「価格の高い本」にも言えることで、
「価格が高い」=「情報価値が高い」というわけではないのです。
イメージしやすいように、本の情報価値と価格を4つに分類すると下図のようになります。
【価格】高い |
【価格】低い | |
【情報価値】高い | ① | ② |
【情報価値】低い | ③ | ④ |
①:余裕があればぜひ読みたい本
②:お買い得な本
③:騙されないように注意が必要な本
④:ダメな本
つまり、あなたが買うべき本は②の「お買い得な本」だということになるのですが、
同時に、③の「注意が必要な本」に気を配らないといけません。
③の具体例として、「面白くないベストセラー」「興味がないけどオススメされている本」「今の自分の知識レベルで読めない専門書」などが当てはまります。
また、購入した本が④の本だと判明したら、すぐさま売りに出して処分しましょう!(笑)
時間とお金の無駄です。
その②:本はコスパ最強の学習ツールである
「本を読む」ということを意外に勘違いされている方が多いかもしれませんが、
いかにダメな本であっても、基本的には、本の情報量と情報価値はどの情報収集方法よりも安くつきます。
出版する側(書き手)の気持ちになってみてください。
自分のすごいアイディアや体験、情報と自身の考えを共有するために書いていますよね。
「量」で言えば、今までの失敗談や成功体験を多くの人に伝えることができ、
「質」で言えば、テレビやブログ、SNSのつぶやきよりも多くの情報を載せることができます。
読み手(我々)が本の内容を”本以外で“得ようとする場合はどんな方法があるのでしょうか?
【例】
- 250ページの内容を話すのに1回およそ5時間かかるとします。これを聞き続けないといけない。
- 著者に会いに行く交通費
- アポにかかる手間
- 場所代・セミナー代は聞き手(我々)が支払う
- 著者が故人だと情報が消失してしまう
- 著者の口伝だと情報の広がりに限界がある。
などなど。
反対に、本屋への交通費と本代だけで以下のような情報収集が可能になります。
- 好きな時に読んで情報を仕入れることができる。
- 途中で読むのをやめてもいいし、売ることもできる。
- 共通の本を読んで友人と盛り上がることもできる。
- 故人であっても古典として情報が残り続ける。
しかも今は電子書籍や、ネット通販、中古書店普及に伴い、定価以下で本を手に入れるのが簡単な時代になってます。
その意味でも本が知性を磨くうえで最強のツールだと私は思うのです。
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